全国的な傾向
2026年7月1日に2026年分の路線価が国税庁より発表されました。全国平均は前年比2.9%増と5年連続で上昇し、2010年以降で最大の伸び率となりました。
全国ニュースでも放送され、日本で一番高い路線価が付されたのが、41年連続で東京銀座の『銀座中央通り』であったことや、上昇率のトップスリーではここ最近のトレンドのとおり、インバウンド客の影響でスキーリゾート地である長野県白馬村が32.7%上昇し3年連続で1位、同じく長野県の野沢温泉村が31.3%上昇し2位、北海道の富良野市が28.0%上昇で3位ということなどが紹介されていました。都道府県別では東京都が平均9.4%上昇と全国最高の伸び率となっており、都心回帰やインバウンド需要の強さがうかがえます。都道府県庁所在地の路線価についても1991年の公表分以来35年ぶりに下落がゼロとなり、青森、津(三重県)、鳥取の3都市は横ばい、それ以外の44都市で前年を上回ることとなりました。台湾の半導体メーカーの進出で地価上昇が続いていた熊本県菊陽町も、上昇率こそ鈍化したものの熊本県内トップの水準は維持しています。
大阪国税局管内(関西)の傾向
大阪国税局でも発表され、毎度おなじみ(43年連続)の大阪市北区の阪急百貨店前が大阪国税局管内トップの1㎡あたり2120万円(上昇率1.5%)。各税務署の最高路線価の中で、上昇率トップは吹田市豊津町の大阪メトロ御堂筋線・江坂駅前で18.1%上昇と、単身者向け賃貸需要の高まりや職住近接志向の広がりなどを背景に、大阪府内全体では5.1%増(3年連続で最大の伸び)となりました。
枚方税務署管内の傾向
枚方税務署管内でも枚方市駅前、寝屋川市駅から枚方市駅間の高架化、星田駅前など各地で再開発が行われており、その影響もあって各地で上昇傾向でした。
枚方税務署管内の路線価トップ10は以下の通りとなっています。枚方市駅前と樟葉駅前の2強は変わらずというところですが、上位5位までで60万円台にのり、T-SITE前が上昇率12.5%で旧三越前を追い越しました。枚方市駅の再開発の勢いが樟葉駅前を上回っている感じでしょうか。上昇率でみると交野市の星田駅北側の星田駅前線(星田トナリエの前の道)が19万円をつけ22.6%の上昇率で枚方税務署管内ではトップとなり、江坂駅前の上昇率より大きくなっているのが特徴的でした。その勢いで交野市のトップが2025年までは京阪交野市駅西側だったのを逆転してしまいました。
枚方税務署管内順位表

寝屋川市のトップは、2025年までは京阪寝屋川市駅前と香里園駅前が同額でしたが、2026年は寝屋川市駅前が41万円(上昇率10.8%)香里園駅前は40万円(上昇率8.1%)。わずかに1万円の差ですが、寝屋川市駅前が単独トップとなりました。飲食店が多い香里園の方が賑わっているように感じますが、市役所があるというのはやはり強いのでしょうか。
住宅地の路線価も上昇していますので、土地を多数所有されている方は相続税も上がる可能性が大いにあります。相続財産の評価額を下げる手法は狭まりつつあり、相続を争続にしないためにもご家族で話してみるひとつのきっかけにしてもらえればと思います。
